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この日はここんとこ毎日の日課になったコース。
朝、独りでワゴンRに後ろが全く見えないぐいらい荷物を積み込んで、引越し先に1時間かけてトコトコ。向こうでヒイヒイ言いながら荷物を降ろして各部屋に配置。搬出も搬入も2階建てなので階段がキツイ。毎回足がもつれて転んでいる。
んで1時間かけて帰宅。大体ここまででHPの6割を奪われてしまう。まだ薬草や回復呪文がなくてもギリセーフな感じ。
帰宅後は家の片付けをして昼飯。と言っても台所が機能しないのでパンやら缶詰やら。この食糧事情で体重が減らないのは深夜のファミレスのせいか?
そしてこのコース最大の山場である午後練習。YKさんから誘いがある時は午後イチで赤鮫へ。13時半ごろ赤鮫に到着。適当にアップ。というか足腰がフラフラでアップすら動けない・・笑える。
YKさんのミット持ち。3分1ラウンドでパンチを5ラウンド、キックを5ラウンド、コンビネーションミットを5ラウンド。5~6連打の高速コンビネーションが終わると流石にYKさんにも疲労の色が。しかし最後の方は俺がゼェハァしている。
この日はカウンターに磨きをかける。以前からYKさんにカウンターパンチャーのセンスがあるのは分かっていたが、バリエーションが少なかった。それを右でも左でもインでもアウトでも合わせられる様に特訓。
もう時間がないので普通にやってたらカウンターの微妙な間合いやら呼吸やら角度やら何やらが間に合わない。そこでこっちがヘッドギアをしてYKさんを打ちに行き、そこに本気のカウンターを合わせる練習をする。この「本気」がミソ。
カウンターは物凄い武器である半面、色んな意味でリスキーな技。これを12~16オンスとかのグローブでやってたら試合のOFGでは全く距離が違く感じてしまうのでダメ。OFGでマス程度にやってもライトでもダメ。こっちもガチで当てに行って、YKさんもガチで合わせるのが一番確実な練習方法だと俺は信じている。これを色んなパートナーとやればかなり有効なはずだ。
「額に当てるつもりで打つから、ギリでかわしてマジで打ってきなよ。」「はい。」
先ずは簡単な練習、左パンチに左パンチを合わせる。ゴッ!痛~っ!これヤバイかも。若干頭がクラクラして来た。続いてこっちの右に合わせてカウンター練習。これは・・危険だ。右と右の相打ちは非常にヤバイ。臆していたらYKさんの練習にならないのでシュッ!と右ストレート。ガツン!や・・やばっ・・。
更に練習は加速。今度は左右どのパンチが来るか分からない。それにカウンター。
「ホントに当てるから集中してよ。思い切り良く打たないと自分が食らうからね。」「はい。」
実戦のようにお互い距離を取り合い、ステップを踏んで間合いを測る。シュッ!当たっちゃうかな?とか思ってたらゴッ!ナイスカウンター!こりゃ効くわ・・。その後もこの練習を続ける。俺の脳みその耐久力が問題だ。
ガッツン!YKさんの得意なライトクロスがもろにテンプルに!ガクッと膝が折れてフラフラと座り込む。ここまでまともに脳震盪を起こしたのは初めてだ・・・。
と、言うのも自分で言うのも何だが俺はディフェンス力が高い。ブロック&パリーは勿論、スウェー、ヘッドスリップ、ウィービング、ダッキングを実戦の中で磨き上げて得意としていたのだ。
20年の打撃人生の中には、過去プロボクサーやプロキックボクサーとヘッドギア無しでバチバチやった事がある。しかし磨き上げた我流の避け方と反射神経で殆どまともに被弾していない。被弾してもその倍は向こうにぶち込んでいる。
しかも相当打たれ強いので、万が一数発もらっても大丈夫だった。一緒に打撃をやってた仲間なら俺のこの主張が誇張でないのは分かるはずだ。
まともにテンプルに食らった事なんぞそうそう無かったので、YKさんのクロスで足に来てビビッた。気心知れた仲間との練習でアドレナリンの分泌が少なかったのを除いても、今のパンチは完璧だった。こりゃ確実に倒れるわ。
フラフラになって練習終了。
「この練習、これからもやりたいです♪」「う・・うん。そうだね・・。」
いかん。明るく楽しい赤鮫打撃で初の死人が出る。
練習後は雑談。しかし頭がクラクラして変な感じだ。馬鹿だから体を使う事しか出来ないが、それが仲間の勝利に繋がれば何より。さて、昔やってた首強化トレーニングを再開しないとな。