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路上というのは普段道場やジムで練習してる時とは訳が違う。
危険な要素がこれでもかという位に詰め込まれているのが路上の喧嘩だ。
危険な要素がこれでもかという位に詰め込まれているのが路上の喧嘩だ。
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「それじゃ帰ります。マスター、どうもね~。」「お疲れさ~ん!気をつけて帰んなよ~!」
陽気な会長の声を背に受けながらジムの引き戸を滑らせる。
看板も無く、まるで場末のスナックのような寂れたジム。
バーベルのプレートは床に無造作に転がり、多種多様な雑誌が其処彼処に散らかっている。
掃除もろくにしておらず、清潔感のかけらも無い汗臭い空間。
それでもウェイトトレーニングを行う為の道具は揃っている。
マシン類は会長手作りの微妙な物ばかりだが、フリーウェイトを行う器材は他のジムよりも充実している。
その一角にサンドバッグが吊り下げられている。これが当初このジムを選んだ一番の理由でもあった。
深夜0時過ぎの国道、2台の車が猛スピードで東へ駆けて行く。
信号のタイミングを計りながら、相手より先へとアクセルを踏み込む。
信号のタイミングを計りながら、相手より先へとアクセルを踏み込む。
「骨折です。見れば分かりますよね?」レントゲンに写る俺の右拳の小指はポッキリと折れていた。
「しばらくは安静にして下さい。」「はい・・。」病院を出て重い足取りで車に向かう。
包帯で言う事を聞かない右手で社用車の軽を走らせる。
昨夜の代償は大きかった。
「しばらくは安静にして下さい。」「はい・・。」病院を出て重い足取りで車に向かう。
包帯で言う事を聞かない右手で社用車の軽を走らせる。
昨夜の代償は大きかった。
約1ヶ月、泊り込みでの研修に疲れ果てていた。それでも寮に帰ると腕立て、腹筋は100回ずつ。
体だけは愚直に鍛え続けていた・・。
体だけは愚直に鍛え続けていた・・。
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