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１枚書いてはダウンして休憩の繰り返し。ボールペンじゃなきゃダメなので誤字脱字王の俺には苦痛だ。案の定間違いだらけで修正印押し捲り。酷い見た目のレポートになってしまった。あと数枚ってとこで挫折。
夕方になり赤鮫へ向かう。直前にテツヤさんから「早く着いちゃったら言って下さいね。」とのメールが。優しいお人じゃのう・・。こういう気配りが出来る人間になりたい。
激烈早めに到着。モジモジしながらテツヤさんにTEL。スマンです。でも今回は考えがあって早めに来たのだ。察しているテツヤさんがコーヒー入れて来てくれて、道場で２人でお茶タイム。こんな優しい道場主、なかなか居ないわな。RICKYなら「優しすぎだろっ！」と憤るかもしれない。あ～俺が女だったらパコりてえ。
そこへRICKYも到着。YKさんも２階から降りて来た。昨晩の件の対策をまとめて準備はOK。初参加のRICKYの後輩のMD君も到着。俺にソックリと聞いていたが、ホントその通りで吹きそうになってしまった。他人とは思えない。今度父母のルーツを聞いてみようと思う。
KH君と初参加の友人のDAI君も到着。今日も楽しくなりそうだわ。OBさんは途中で顔を出した程度。残念だなぁ。各自ミットを打ったり何だりしてたらIEさん到着。昨日のように大暴れされては、初参加の人もいるしまずいかなと思い、先に色々確認に行く。
ホントは１日様子を見て、それからYKさんが話す予定だったけど、いきなりスイッチが入ってしまった。それまでオロオロしていたくせにパツンとなるのが俺。と言っても、にこやかに「赤鮫はこういうコンセプトでやります。バチバチやるなら自分が行ってる他の場所がありますよ。流血、ダウン当たり前、でもバシバシとスパーが出来ますよ。そういう方が良ければ一緒にそっちへ行きましょう。」と誘ったら、遠慮したいとの事。これで大丈夫でしょ。
RICKYは重量級ファイターのミット持ちに専念。ありゃ持たんぞ～。KH君は１１０ｋｇ、DAI君は８０ｋｇでしかも空手黒帯。ご愁傷様です・・。
俺は初心者のMD君について、最低限の事を教えてミット。自分と一緒にやって来た人なら分かると思うが、ホントに最低限の修正しかしない。昔からここでも何度も書いてるが、各々、体格、筋力、ハート、スタイル、関節の可動域から故障箇所まで全て違う。だからベターな打ち方は教えられるが、ベストな打ち方は教えられない。ベストは各々、教わった事からチョイスしてカスタマイズして身に付けるものだからね。
格闘技初体験のMD君が異常なセンスを発揮して焦る。こんな人が世の中にはゴロゴロいるんだろうなぁ。ただ格闘技やってないだけで、恐ろしい適性を持ってる人。俺も実はピアノや刺繍とか向いてたりするかもしれない。
YKさんと組んでパンチ持ち。一緒にやり始めた時とは比べ物にならないパンチのキレと破壊力。流石だ。徐々に色んなものが戻って来てるのかな。長年凄い舞台で格闘技をやってたレベルの人なのに、すぐに新しいフォームに修正して実行出来る所が凄いと思う。
IEさんのミットも持つ。良い蹴りしてるわ。よく鍛錬してるなぁって感じ。でも教える立場だと、そこから成長するのって難しいんだよね。もっともっと成長出来る人だけどな。顔面パンチに関してだけ少しアドバイスさせてもらう。すぐに修正。やはりポテンシャルが凄いね。
ここからはパンチのディフェンスを２人１組で。RICKYは大型ファイターどもに腕を破壊され、これだけでも厳しそう。スマンなぁ。
あとはマス。レギュレーションだけ守ってもらって、あとは楽しく。帰る時に無傷で帰れる場所じゃなきゃ意味が無い。どうも格闘技をやる人の中には、怪我してナンボ、帰りに無傷じゃやった気がしないという輩が多い。好んで腫れたり折れたり流血したいんじゃないかと錯覚してしまう。彼らは真性Mなのか？
まぁ俺も昔はハンマーで拳や脛を叩きまくったり、公園で鉄棒の支柱を殴ったり蹴ったりしてたから人の事、言えないんだけどね。喧嘩や組手で折れた拳や肋骨を見てニヤニヤしてたしさ。
皆、良い感じでマスをしてる。スキルやキャリアに差があっても、お互い学ぶ事は凄く多い。自分の頭次第でマスでもライトスパーでも十分対人練習になる。ここは初心者中心で楽しく汗を流す場所。鍛錬者レベルの人でここでやりたい人は、各々が工夫してやれば良いだけの事。
「運動量の多さ＝良い練習」では断じてないのだ。脳を使えば、相手は素人でも初心者でも、自分の引き出しを増やしてくれる大切なパートナーなのだ。だから強さでの序列などはくだらない。皆が平等、皆が仲間なのだ。
今日は無事にやってるなぁと思ったら、目の前の１組が怪しい。KH君とYKさんだ。YKさんのパンチスピードがおかしい。KH君がセンスがあるとはいえ、まだ２回目のマス。容赦ない。昔からの付き合いだからネタ的にやってるのかと思ったらYKさんの目が三角になってる。怖い。
そしてバコッ！凄い音・・YKさんの左のダブルが直撃だ。「ちょ、ちょっと何か当たり強くないすか！？」クリーンヒットされたKH君が声を出す。その巨体で女性相手に何言ってやがんだこの野郎ぐらいのYKさん。都合良く女性を主張するので危険だ。断っておくけど、この２人、ウン十年の付き合いなので大丈夫なんです。あのコンビネーション、実は次のパンチが決めパンチだったのが怖いわ～。
既に破壊されてるRICKYと巨人KH君。２人共笑顔。にこやかすぎて逆に怖い。
YKさんとDAI君。どうもDAI君の動きが尋常じゃない。練習後に聞いたら最大手老舗フルコン空手で、中高生の時に全日本で優勝したらしい。これは物凄いレベル。なんだかんだで凄い人が集まるなぁ。
腕が上がらないRICKYとIEさん。IEさんも赤鮫打撃レギュレーションでライトスパー出来る様になってた。良かった良かった。しかしRICKYに貸したグローブがビッチョビチョになってたのは良くない。嫌がらせだ。ロッドを買う前にスパーリンググローブを買わせようと思う。
IEさんは土曜と違って上辺は普通に赤鮫スタイルで練習が出来ていた。土曜は仕事の後輩のHYさんがいたから、ちょっとテンション上がっちゃってた感じ。誰もそういうとこあるからね。ここでは誰もが見栄もハッタリも立場も何も考えないで練習して欲しい。そういう場所と雰囲気にしなきゃな。
２２時を過ぎたので、ここで〆ますかと何となく輪になる。MD君はそのずっと前から正座してたので、随分行儀が良い人だと思ったら、大腿四頭筋をストレッチしてるだけだった。オモロイ。YKさんと俺がちょこっと話をして終了。まだ動き足りない人がいたが、キリが無いので切らせてもらう。
練習後は皆で雑談。楽しいなぁ。最後はYKさんと２人で今後の事を色々決める。しかし考えれば考えるほど、話が進まなくなる。結局なるようになる、やってみなきゃ分からん的なテイストに。怪我無く皆が楽しい思いが出来て帰れればそれで良いのだ。
俺は土日で２ヶ所、口の中切ってるけどね。IEさんのミット持ちで。指示されない蹴りをいきなりミット打ちでやるから危なかった。他の人じゃもっと大きな怪我をしていたかもしれない。俺で良かったと喜ぶYKさん。ホントそうだよな。これぐらいでも嫌になってしまう人だっているしさ。良かった良かった。って何食っても沁みるわい。
来月からは正式に赤鮫打撃が始まる。ユウキさんが創めようと思った時点のスタンスを今後もずっと大事にしたい。テツヤさんの赤鮫柔術の雰囲気で打撃をやりたい。ユウキさんはミクですっげえ良い事書いてあるんだよね。今度無断転載してやろうかと思うぐらい。こんな考えの人がアタマの打撃なら、俺も私もやってみたいなと思っちゃうよ。マジで。
なんだかんだで今回も楽しく練習出来た。RICKYは裏方時間６割、練習時間３割、ダウン時間１割で申し訳なかったなぁ。もっと皆がバランス良く練習出来るようにしないとね。色々出て来るだろうけど、今の仲間となら乗り越えられる気がする。nobodyknows+の「ススミダス→」の歌詞が沁みるぜ。最高。