２２日、ネタ満載！よっちゃん＆M塾戦士応援記！（３）

いよいよ準決勝！我らがよっちゃんはどうなってしまうのか？！

試合開始！リーチで勝るよっちゃんはススッと間合いをとる。そこにパンチャーかと思ってた相手が突っ込んで来ていきなりミドル！もろに入って技ありでポイント献上！いか～ん！

「よっちゃん、慌てるな！潜って来るぞ。」先制されたものの落ち着いてるよっちゃん。「頭と体振って！リズムリズム！」試合時間が短いので何処かで仕掛けないと・・でも焦るとやられるな。

コツンと赤鮫直伝のローを当てるよっちゃん。ミドルやハイも打つが当たらない。相手が突っ込んで来た！よっちゃん距離を上手くとってセーフ。

「ヨシ！時間ないぞ！」OTマー君が声を上げる。確かにヤバイ。あと３０秒程度だ。ここでよっちゃんが仕掛ける。ステップインから左ストレート！パコン！「おっしゃあ～っ！」技ありでポイントは互角。時間はあと僅か！

「パンチでポイント取り来るぞ！左でカウンター狙える！」相手がババッツと詰めて来た。場外ギリギリまで押し込まれるよっちゃん！バコッ！しかしここで左ストレートが炸裂！「しゃあ～っ！」何とギリギリで逆転勝利！やったど～！決勝進出だ！

「危なかったな～！でもすげぇよ！」「実は１発目のミドルが効いちゃって・・。」「よく最後まで諦めないで闘った！」「ハイキック狙ったんですけどダメでした。」「ここまで来た相手にいきなり打ったら当たらないって。パンチでも体でもフェイント入れないと。」「押忍！」

ここで各コート長めの休憩に。拳を気にするよっちゃん。「うわ～ヤバイなぁ・・。」「上手く握れないっす。」
硬いSS（スーパーセーフ）を叩き続けた左拳は腫れ上がっている・・。だってM塾の拳サポ、小さくて薄いんだもん。って俺の事じゃないぞ！









「これで・・３位以内ですか？」「２位以内だよ！次勝てば優勝！」「お～！」「知らなかったの？」「はい。」
このノンビリ感がM塾生まれM塾育ちのよっちゃんだ。

長い休憩に「まだかよ～」という感じでよっちゃんが顔をしかめる。どうやらモチベーションの維持が難しいらしい。マスターの部が終わり、色帯の部の３位決定戦がスタート。よっちゃんに負けた子ともう１人の長身の人が闘っている。どっちが勝ったか忘れた。黒帯の部は総務に勝った人と誰か。どっちが勝ったか知らん。

俺はよっちゃんの決勝の相手の陣営の動きをチラ見。オーバーハンドフックの練習をしている。はは～なかなかやるな。リーチのあるよっちゃんのストレートに合わせてフック被せる訳ね。良いとこ見てるなぁ。真っ直ぐしかないのと連打が来ないのがバレてるな。良いセコンドだわ。

よっちゃんにその旨伝える。「いきなり左ストレート打ったら被せてくるぞ。必ずフェイント入れてからね。」

その他の相手の印象＆戦法は俺とマー君と総務の意見が一致。見た目はあれ？！って感じで上手さは無いんだけど、１発１発思い切り打って来る。しかもそれが闇雲ではなくカウンターで破壊力抜群。蹴りもパンチもそうだ。フィジカルも相当強い。

ボディにストレートを打つので、それにハイキックか左ストレートを合わせられるんじゃないかと３人でアドバイス。あとは潜られると厄介だから距離をキープして闘うようにと。

いよいよよっちゃんの決勝戦！スピードとリーチでよっちゃん、当て感と破壊力では相手。さぁ！どうなる！試合開始！長めのインターバル、負けても２位と聞いて気が抜けていたよっちゃんだが、なかなか良い動き。

相手が突っ込んで来る。パンチか？いやミドル！ボスッ！技あり献上！「よっちゃん、足を動かして！スピード、スピード！」タイミングを計ってハイキックを打つも不発。しかしミドルが入る。残念ながら浅いとの判定。う～ん・・。

左ストレートも数発、顔面を捉える！良いぞ！しかし何で左右で連打しないんじゃ～っ！イマイチ浅いのでポイントならず。再び距離をとる２人。決勝に相応しい良い闘いだ。

相手が突っ込む！その刹那、体を「くの字」に曲げて悶絶ダウンするよっちゃん！何だ？！試合前に散々言っていた思い切りの良い右ボディストレートがよっちゃんの鳩尾を見事に捉えていたのだ！よっちゃん、決勝で壮絶に散る！しかし惜しみない拍手が・・う～む・・残念だけど本当によくやったわ！カッコイイぜ。

「大丈夫？」「はい・・立てなかったです。」「あのボディストレート来るって言ったのにぃ。でもここまでよく頑張ったね～！残念だけど上出来上出来！」「スミマセン。」「いや最高だったよ～。良いもん見せてもらった。」

YKさんが渡した氷で拳を冷やすよっちゃん。うむうむ・・慣れないルールと小さい拳サポでホントよくやったよ。相手はOFGみたいな拳サポが多かったもんなぁ。もっと良い奴をM塾の館長に買ってもらおうな。

黒帯の部の決勝はOTマー君を沈めた人がミドルからバックブローでダウンをとって完勝！やっぱあの人強いな。マー君も最後に無茶して突っ込まなきゃなぁ・・ま、しゃあない。

表彰式でパチリ。よっちゃん男前！しかし試合中の写真が１枚も無いというアホぶり・・。夢中になって写真どころじゃなかったわ。









皆で帰り支度をしていると、更衣室で少し話した人が声をかけて来た。「素晴らしい試合でした。自分の試合なんてクソです。」なかなか面白い。「もしかしてお１人で？」「はい！滋賀から１人で。」「それは大変ですね～。」

「何と言うお名前の・・？」「M塾です。」
「あ！知ってます。以前も出てましたよね？」「はい、去年も出ました。すぐ負けましたけど・・」
答えるマー君。去年、この試合に出た事自体知らなかった・・報告がないのにビックリ。

「数年前にM塾の人に先輩がKOされたんですよ！」「MFさんだ！」「８年くらい前すっかねぇ。」
「そう！確かMFさんです！体がこうゴツクて・・。」「そうそう！今も化け物ですよ。仁王像そっくりで。」

「ウチの先輩が２人KOされましたからね。失神しちゃって、何で倒されたか分からなかったと言ってました。」
「このルールで恐ろしいですよね。その後、プロのキックボクサーで２戦してますからね。ミドル級で。」

遠い滋賀の地に根付く仁王様伝説が明らかに！やはり仁王様は凄いんだなぁ。
以前、「SSは側面が薄いんでフックでKO狙えるんです。」と言った後にギョロッとしてニヤッと笑った仁王様を思い出した。あな恐ろしや・・。

戦士達の激闘の余韻が残る会場を後にする。しかし間違えて土足厳禁のとこを土足で歩いていた我々。慌てて靴を脱ぐ俺とYKさん。他の人は・・・ノーコメント。M塾菌は恐ろしい。

帰りの東名は激混み・・MASAの運転だから楽させてもらったけどね。途中で飯を食う予定だったが、OTマー君の新妻が牡蠣フライを作って待ってるのでそのまま地元まで。と言っても・・なかなか進まんけど・・。

どうにか地元に到着。M塾班は職場に車を置いてあるらしい。よっちゃんは夕飯OKとの事だったので、職場からこちらに来るのを待つ。

実は朝からバナナ１本しか食ってないので胃痛バリバリ。よくこのミニアメ車みたいなガタイで頑張ったと自分を褒めてやりたい。YKさんやMASAも何も食ってないのできつそうだ。

よっちゃん到着したので、ちゃんこ江戸沢で「よっちゃん慰労会」開始。どすこいサラダ＆どすこいから揚げのボリュームに焦りつつも、試合の話に花が咲く。江戸沢はちょっとした個室になってるから好きだ。スカウターを作動させる事もないから気が楽。毛根に優しい。

ここでのトークもスロースターターのよっちゃん。最後の３０分ぐらいでラッシュが来た。遅いよ。でもメッチャ楽しいねぇ♪やっぱ試合の後は、こうして皆で顔を合わせてリラックスしたとこでのんびり食事が良いよな。トークは楽しいし、〆のラーメンは美味いし、かなり長居してしまった。

OTマー君の道着騒動に爆笑し、皆の闘いに感動し、よっちゃんの表彰式でウルウルし、仁王様伝説に恐怖し、空腹で胃がキリキリし、最後は皆でバクバク食って笑い合った１日・・最高でした！ホント出会えて良かったと思える人ばかり。俺も皆にそう思われる人間になりたいな・・。