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俺が格闘技に興味を持ち始めた頃から既に始まっていた「最強格闘技は何か?」
当時はワクワクしながらメディアと共に考えたりしたものだ。今思うと青かったなぁ・・。

結局「何が強いではなく、誰が強い」の一言で済んでしまうが、ちょいと書いてみよう。

当時、現在が嘘の様に格闘技は人気が無く、一部のマニアが熱狂的になっているだけだった。
また総合格闘技は創成期で、UWFから派生した団体が幾つか試行錯誤で頑張ってる時代。

総合用のグローブすらまだ無かったし、顔面パンチも禁止で掌底が殆どだった。
ルールも頻繁に細かい修正がなされて、何処の団体も安定していなかった。
だからこそ夢を見られた訳だが・・。

TVでは勿論放送もしてなかった。だから盟友ワベちゃんとしょっちゅうビデオを借りに行った。
ビデオの作りも今と違って簡素、でもこれが良かったかもしれない。
今の格闘技界は選手の事をメディアが作りすぎだと思う。

あんなあおり映像ばっか見てたらどうしても先入観を持ってしまう。
それはそれで面白いのだが、取り上げられる選手と取り上げられない選手の差が激しい。
カリスマ、スターを作って何とか人気を得ようとする魂胆が見え見え。
長くなるのでこの件に関してはまた後日。

グレーシーが出て来た辺りから「最強格闘技論」は更に過熱したと思う。
猫も杓子もグレーシー最強!と謳ったものだ。漫画ですら柔術が最強路線になっていた。
グレーシーはオクタゴンで結果を出したからここまで評価されたのだろう。
何でもあり、バーリトゥードで無敵だからと・・。

あくまで格闘技は競技、殺し合いではない。故にルールによって展開は全く異なる。
何でもありと謳っても目突き・金的・噛み付きを禁止しては何でもありではないじゃないか。
それはあくまでUFC・オクタゴンルールであって何でもありを謳ってはお門違いだと思う。

それなら拳銃やナイフは?って言う輩が実在するが、会話する気になれない。
逆にその脳の構造に感服する。

K1ルール、PRIDEルール、UFCルール、そこのルールに最も適応した人間がそこの団体では強いんじゃないか?こっちでは強くてあっちではダメ、何て選手をよく見かけるが、それはルールが合ってないんだろう。
ムエタイとK1を例に挙げると、ヒジ、ヒザが無いだけで強い選手が全然違う訳だから。

かなり前になるが、ミルコがUFCでマウントからのヒジを食らって消耗したように、ひとつの技を認めるか認めないかで大きく展開は異なる。今の格闘界の面子で、とりあえず闘う場所はリングに統一し、本当の何でもありでやらせたら、トップ選手の顔ぶれはガラリと変わるだろう。

「最強格闘技」を語るなら、先ずどのルールで、って事が重要だが、上記を見れば分かる通り答えが出ないだろう。ルールだけならまだしも、リング、金網、路上・・闘う場所で戦略、戦術も全く異なってくるし。
その場所の明るさでの戦略もあるし。そういや昔真っ暗な路上で大苦戦したっけ。

故に「最強格闘技」はこれだ!あれの方が強い、これの方が強いと論争をしてる自体がナンセンス。
レギュレーションがはっきり決められない世界でどうやって一番を決められるというのか?

あくまでその「競技」で強いのだ。
UFC、K1、PRIDE、ボクシング、柔道、サンボ、空手、キック・・・・。
闘うというカテゴリーで統一されがちだが、実は全く違った「競技」なのだ。それを分からない人が多い。
野球vsテニス、水泳vsマラソン、ゴルフvsサッカー・・そんな事を真剣に論争するのと同じって事。

そんな馬鹿げた事、もう考えるのはやめましょうよ。
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