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当時、俺はファミコンを所有してなかった。ハードはMSXのみ。アーケード版に散々金を注ぎ込んだ俺は、このファミコン版グラディウスが出た時は正直羨ましくて仕方なかった。結局この時もファミコン購入は夢と消え、友達の家や近所の駄菓子屋でプレイしただけだ。それでも3周ぐらいは出来た記憶がある。
ハード性能の都合により、アーケードと違う所は多々ある。当時、生意気なクソガキどもにはブツブツ言われていた。
「オプションが2つかよ。」「バリアが小せぇ。でも全方向で温い。」「ビッグコアが小せぇ」「レーザーが短い。弱い。」などなど。相違点を色々と指摘して悦に入ってたような奴は今も友達じゃない。
俺ら悲運のMSXユーザーにはそんな事は慣れっこじゃ!ゲームが移植されるだけでありがたいと思え。と内心叫んでいたものだ。まぁファミコン版のグラディウスをやりたいので友人宅では黙っていたが。
駄菓子屋がまた激烈に混んでいて、なかなか順番が回って来なかった。いざ回って来ても、プレッシャーに弱い俺は衆人環視の駄菓子屋プレイでは全く良い所がなかった。上上下下左右左右BAを使うとブーイングが出る駄菓子屋もあるので要注意だった。
しかしあの機械、どうなってたんだろうなぁ。20円とかで数分出来たんだよね。結構な稼ぎになってたんじゃないかなぁ。いちいちオバちゃんに10円玉に変えてもらうのが苦手で、ジャラジャラと10円玉を財布に入れて行ったものだ。
しかしこうして四十路手前になってまた遊ぶ事になるとは思わなかった。ファミコン版グラディウスは、口をきいた事もないような人の家まで回ってジプシーのようにプレイした、少々切ない記憶が蘇るセンチなゲームなのだ。
オプション2つでも良いじゃないか。火山の間からビッグコアが出なくても良いじゃないか。ファミコンの性能を考えれば大健闘の移植だ。
確かにズングリムックリで小さいけどさ。
コナミと言えばモアイ。何故だか未だに分からん。当時の担当者がイースター島に旅行した際に閃いたのか?或いは熱心なムー読者だったのか?真相は謎だ。このFC版モアイは耐久力がなくて優しい。レーザーやらミサイルやらを口に突っ込んで「ほら、お食べ」「どうぞお召し上がり下さい」などとアホな事を言いながらプレイしたものだ。これが性癖に繋がった人も居るかも知れない。女性にとっては罪なゲームだ。
ファミコン版では条件を満たすとこのワープ面になった。あの頃も今もその条件が分からない。
のび太の巨大鼻くそみたいな触手ボールステージ。この面最大の危険、いやファミコン版グラディウス全体に言える事だが、処理落ちで遅くなってるとこからの敵弾のスピードアップ。ヘロヘロした敵弾に余裕ぶっこいてると、いきなり高速(通常に戻るだけだが)になる。アーケードでは上手いのに、このギアチェンジにやられた猛者を何度も見た。恐るべしファミコンの罠。
細胞。う~む、今見ても上出来じゃないか。
アーケードはレーザーの威力で近くの敵も破壊出来たけど、ファミコン版じゃそうはいかない。壁ギリギリまで行ってコントロールミスで憤死する危険あり。ダブルがオススメだ。
そして脳みそ君と御対面。アーケード版で初めて見た時はかなりショッキングな絵だった。シューティングのボスに脳みそを起用したのはこれが最初かも知れないな。やはりムーの影響か?!いや、ルパンのマモーかもしれない。
脱出するビッグバイパー。このシーンは確かアーケードには無かった気がする。
クリア後のローマ字のメッセージが毎周違うんだよね。確かある程度いくと同じだったような。まぁ23~4年も前の事だからうろ覚えは御勘弁を。今も色褪せない名作、それがファミコン版グラディウスだ。