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当時MSXしか持ってなかった俺は、このスターフォースが発売されてすぐに購入。今までに無いスピード感と爽快感に感動し、時間を忘れてプレイした。
よく御婆ちゃんちにPV-7を持って行き、イトコと一緒にプレイしたのだが、その時に年上のマミちゃんから「MAKがやってると掃除機みたいね」と言われたのを鮮明に覚えている。迫り来る敵キャラを連射で次々に掃討し、消し去る様を掃除機に例えたようだ。MSX版はクリア出来なかったが、かなり先のステージまで進めたと記憶している。
ある日の事、誰の家か忘れてしまったが、遊びに行った先の友人宅でファミコン版のスターフォースを目にする機会があったのだが、正直驚いた。美しいグラフィック、滑らかなスクロールに愕然とした。MSXはどのゲームもスクロールがガタガタした感じだったので、ファミコンのスクロールに何とも言えない妙な悔しさがこみ上げたのを覚えている。
誰か忘れた友人宅で順番にプレイしていって、俺の番になった。当時MSXはキーボードでプレイしていた俺はファミコンのコントローラーがイマイチ苦手だった。しかしスターフォースはやり込んでいる自負がある。半ば意地になってプレイし、誰か忘れた(しつこい)持ち主よりも先へ進む事に成功したのだが、俺の胸中は複雑だった。
これは今になって理由が分かったのだが、MSX版は元々ファミコン版の移植だったそうだ。色んな面で違いはあれど、MSX版で培った闘い方が通用したという訳だ。
それから2年後にとうとうファミコンを手に入れる事になり、ファミコン版のスターフォースを友人から借りてプレイした。初めてファミコン版をプレイした時の事を思い出した。そして、こうして自分の家でプレイ出来てるんだなと妙な満足感に浸ったのだった。
さて、アラフォーになってスターフォースをプレイしてみる。何十年ぶりだが、そこそこ自信はあった。しかし見事に砕け散る。
何年経っても爽快感は健在。ゼビウス型の空中と地上で弾を打ち分けるゲームは苦手だ。
敵に捕まってるパーサーを解放し、合体すると移動速度と連射性能が上がる。それより何よりBGMが軽快になるのが好きだったなぁ。このパワーアップ後の軽快BGMチェンジは後のスターソルジャーにも用いられている。
ステージのラストはギリシャ文字?がフラフラ。何処のステージも弱いので安心。
このボス、微妙に形が変わり、中の文字が変わるだけなので少々物足りない。絵的にもつまらないので省略する。ホントはアルファからオメガ、その先のインフィニティまで全てのボスを撮ってあるんだけど。
ステージ毎に特別工夫がある訳じゃなく、同じリズムでゲームは進む。爽快感は相変わらずだし、敵の攻撃は激しくなっていくけどね。地上物がヒゲのオッサンになったので載せるか。
ムンクチックな地上物。この後ろから来る敵が嫌い。
スターウォーズの敵兵、あるいは半魚人みたいな地上物も。
基本、メカチック、ヒゲ、ムンク、半魚人を繰り返す。色が変わるがそれだけだ。ホント、絵的につまらない。まぁこの時代のゲームだから仕方ないやね。
このゲーム、ステージによって長さが違うなぁと思ってたら、空中物、地上物を一定数撃破するとボス戦になるらしい。この歳まで全く知らなかった。それ故にステージ名で地上物が変わる訳でもないらしい。今頃知ったスターフォースの真実。
ギリシャ文字のアルファベットを延々クリアして行くが、結構飽きてしまった。ステージが長いのと、ステージ数が多いのがキツイ。やっとこギリシャ文字のラスト、オメガまで到達。これまでと何ら変わらぬボスで軽くクリア。
エンディングがあるかと思ったが、インフィニティステージに突入。どうやらこのままインフィニティが延々ループするらしい。これぞ昔のアーケードクオリティ。上手い奴は100円で長時間ゲーセンに居座る事が可能だった時代だ。でもファミコン版なんだからメッセージぐらい欲しかったなぁ。もしかしたらあるのかも知れないが、インフィニティを数回ループした所で気力が尽きた。写真は1回目。
このファミコン版スターフォースには、ある種のトラウマがある。MSX版との比較で心に傷を負ったあの日の事が忘れられないのだ。ただ、しつこいようだが、その友人が誰で、その家が何処かは全く覚えていない。人の記憶は面白いものである。